演奏者の心得


音楽と猫のいる部屋
                                                            

演奏者のマナー




演奏者のマナー

  
   
<ケン>











「おかあさんが怒っているんだよ。
最近の若い演奏者のマナーはなっとらん
って。

おかあさんはいろんなホテルとかレストラン
なんかでBGMとしての演奏もしていたりする
から、その場面を見て感じ取って、
お客様が今どんな音楽を必要としているかを
感知できるんだと。

でも今の若い演奏者ジコチュー
のせいか、周りが見えないのか、
状況に合わせることをする気がないのか、
できないのかって。

発表会じゃあるまいしってサ。
自分のコンサートではないから
マナーをわきまえた方が良いって。」


<ミイ>


「そ〜そ、おかあさんってね、お客様が
リクエストカードを書き終わらないうちに、
その曲を弾いちゃうことが何度もあった
らしくて、超能力なんて言われて
ノボセ上がってたよ!」


<ケン>



「演奏をする場所によってニーズが違うから大変ですよね。
ある程度は合わせられないとプロと言えないかもしれませんよネ。

演奏会、コンサート、ライブとかの場合は、その演奏者を聴くためにお客様は
来ているから、自己表現を精一杯するのがマナーでしょうよね。」



<ミイ> 「でもおとうさんがね、どんな場面でも音楽は押しつけてはいけないっていけない
って言ってましたよ。 聴いている人を引きづり込むのが、演奏者のテクニックだって。

それってまるで猫の世界。アタシ達猫は押しつけられるのゼッタイにイヤ!」


<ケン>

「そういえばそうだよね。魅力的な音楽って聴こうと意識しなくても、いつのまにか自然に
引き込まれているものね。」


<ミイ>

「アタシ達なんか毎日朝から晩までイヤっていう程、練習を聞かされているけど、
調子の良いときの歌とか演奏は、
気がつくと聴き入っていて耳ダンボよね。」


<ケン> 「なるほど、猫耳ダンボねえ!そうかも。でもボクは気持ち良くなって眠っちゃうネ。」

<ミイ> 何事も押しつけは良くないってこと。それってマナーかもよ。
その辺のことは猫はよ〜く判ってますよ。ハイ。」







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